避難階段の防災シミュレーション

チューブ内温度分布シミュレーショングラフ

チューブ内温度分布シミュレーショングラフ

加熱60分後のチューブ内温度分布シミュレーション図

加熱60分後のチューブ内温度分布シミュレーション図

南側(大通り側)のチューブ(No.5)は、ガラス張りの避難階段となっている。そのため避難や消火活動時に火災による輻射熱を遮蔽する機能がガラスに求められた。

そこで、採用された遮熱防耐火ガラス「パイロストップ」の遮熱性能確認のために、最も火災時の条件が厳しい3・4階で700〜1000度に及ぶ激しい火災が発生したと想定して、チューブ内部の熱環境のシミュレーションが行われた。

その結果、図・グラフに示すように、加熱約40分後まではチューブ内の温度上昇はほとんどなく、加熱60分後でガラス壁面から1mの距離の4階天井近くの部位で55℃程度という計算結果が得られた。

よって、火災発生後20〜30分後までは避難に全く支障がなく、その後60分までは救助および消火活動に問題はない。仮に60分以降も火災が継続しても、遮炎性能は保たれるため、ある時間までは消火活動が可能と推定される。

なお、火災時に予想される衝撃物によるガラス破損が生じても、パイロストップの場合は遮熱性能には変化がなく、23ミリのパイロストップは耐火1時間の間仕切り壁として大臣認定を取得している。

防耐火試験加熱後45分過ぎの状態

防耐火試験加熱後45分過ぎの状態
パイロストップ(左)は加熱開始後白濁し遮熱性能を発揮して手で触れることもできるが、一般の防火ガラス(右)は前に立つこともできず、可燃物を近づけると着火する。

防耐火試験

遮熱防耐火ガラス「パイロストップ」は、網入板ガラスや耐熱強化ガラス「パイロクリア」と異なり、火災室からの猛烈な輻射熱を長い間遮ることができる。

そのため、ヨーロッパでは避難路周辺のガラスパーティション、ガラスドアなど多くの場所で20年間以上使われてきた。

せんだいメディアテークで採用するにあたっては、数回にわたって実大実験が行われ、ガラスと共に細いサッシも含めて、その防火・遮熱性能が検証された。

よって、火災発生後20〜30分後までは避難に全く支障がなく、その後60分までは救助および消火活動に問題はない。仮に60分以降も火災が継続しても、遮炎性能は保たれるため、ある時間までは消火活動が可能と推定される。

ダウンロード

スペースモジュレーターレポートの冊子を郵送ご希望の方
スペースモジュレーターレポート資料請求フォーム

新しいウィンドウが開きます:Adobe Reader(R)ダウンロードページへ

資料をご覧いただくにはAdobe Reader(R)が必要です。
お持ちでない場合は、左側のAdobe Reader(R)ダウンロードボタンをクリックし、アドビシステムズ社のWebサイトよりインストールしてください。

このページの先頭へ戻る